【漫画紹介】青春うすしお系4コマコメディー 「桜色フレンズ」

 

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元々はWEB上で「さくらさく!」のタイトルで掲載され、単行本化された青春うすしお系4コマコメディー「桜色フレンズ」の紹介です。

物語の始まりは借金ばかりを作る父親が夜逃げしたことから始まります。
4人兄弟の主人公の姉が、「父親の幼なじみの理事長を過去の恥ずかしいネタで脅して有り金を奪って理事長名義で借金をした」ために、勤め先の学校から解雇されてしまいます。唯一の勤め人である姉(酒大好き、飲んでいようがいまいが常に酔っ払い状態)がいなくなってしまい、なんとか取り下げて貰うために理事長の家まで謝りに行きます。

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理事長の屋敷で、「飢え死にされたら目覚めが悪い」との理由で生活費の工面や、クビの撤回をしてもらいますが、そのための条件が、理事長の内気で、いじめにあったために屋敷に引きこもった娘と友達になってほしいと頼まれます。

ところが、娘は屋敷内で行方不明になって半年が経つというのです。

そこから屋敷内での捜索作戦が実行され、屋敷のもののけ……のように布団を被ったヒロインの天笠まといと友達になる、青春うすしお系漫画です。

とにかくキャラが魅力的!

主人公の兄弟で、主人公の姉である、長女の佐伯伊織はお酒大好き、常に泥酔状態の酔っ払い長女。時々高校教師らしいアドバイスを行ったり、夜逃げした父親の話の時には、ほんのりと笑顔を残したままお土産の箱を潰したりします。

次女の佐伯紗は、表情に変化がなく、なんとも言えない目をしていますが、見た目に違わずクールです。
ですが、料理をしたら化学反応が起きて爆発したり、新たな生命が生まれたり等、料理のスキルが壊滅を通り越した何かだったりもします。

三女の佐伯千秋は、貴重な幼女小学生枠で、なぜか関西弁です。父親のあまりにも酷い態度からか、いっぱい勉強して資格をいっぱいとって、不況に強い会社につくのが夢というなど、父親のせいで現実的です。

主人公の佐伯政臣は、家事ができない一家のお母さん役で、料理や洗濯を行うおかんけい男子です。ヒロインの天笠まといと「友達」になり、彼女のために奔走したり、必死にツッコミをしたりする本作のツッコミ役です。

そして、ヒロインの天笠まといは、昔受けたイジメの関係から引きこもりになってしまったお嬢様で、内気な性格で常に布団を被っています。布団を被っているせいで、顔が見えずに目だけが浮かび上がって見えるため、恐れられたり、時には貧乏神だと好き勝手言われますが、中身は生涯独身を貫く所存だという主人公がドキリとするくらいの美少女です。

他にも、けっこうな年齢なハズなのに女性大好き執事に、幼女大好きメイド、借金取りの娘のツンデレ娘、算数の出来ない中学生など変態、変人が多い濃い人物たちが物語を彩っていきます。

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作者は本作が処女作ですが、筆者はこの作品の世界観や、愛らしいキャラクターたち、コメディーではありますが、どこかしょっぱい「うすしお風味」。筆者は、単行本を片手に持って、すり切れるまで本を読みました。
キャラクター一人一人が魅力的で、キャラクターのやり取り、そしてどこか切なかったり、時に笑わしてくれたり……。
日常系漫画ではありますが、人間関係があって、引きこもりになってしまった天笠まといを救おうと奔走したり、友達という何気ない言葉をテーマに物語が展開していきます。

既刊数は2刊までで、連載終了にどことなく寂しさがありましたが、どんな形であれ作者のまた面白い作品で楽しませてくれればと期待しています。きっと魅力的な世界観とキャラクターたちで彩られた世界を想像するだけで、楽しみが沸いてくるでしょう。

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